妻に今日は遅くなると言ってしまった手前すぐに帰ることができず、ひとり飲み屋で時間をつぶしていました。その時また携帯のメールが鳴りました。もしかしたらさっきのセフレになってくれると言っていた女性かも知れないと思い急いでメールを開きました。しかしメールの差出人はその女性ではありませんでした。メールのタイトルには「今回ご請求額」の文字。本文には「ご利用ありがとうございます。今回ご請求額は三万円」と書かれていました。一体どういうことなのでしょう。酔っぱらって幻想を見ているのか、それとも違う人の携帯を見ているのか。

 

いやいやそんなことはありません。確かに俺の携帯ですし幻想を見るほど飲んでいません。という事はどういうことなのか。今自分に何が降りかかっているのか理解することができませんでした。

 

落ち着いてよく考えてみました。そしたら事の次第がだんだんと分かってきました。おそらくあの女性は出会い系サイトを通して俺に連絡をしてきた。それは間違いない。確かに最初のメールに完全無料という文字があった。そうだ。確かにそうだ。完全無料だと書いてあったから俺は安心してメールを出したんだ。それなのに、え、なんで三万円?

 

セフレになってくれるというメールに返事を書いたのは完全無料と書いてあったからです。三万円かかるなら絶対にメールなんてしません。請求のメールをよく読んで理解することができました。俺が使った無料という出会い系サイトは、利用すると有料のサイトに同時登録されて利用料金が加算されていたようです。ちょっと待ってくれ。そんな事は一切聞いていないぞ。

 

そう思ったのですが利用規約にはしっかりその内容が書かれているし、知らなかったとはいえ使ってしまったのは事実です。仕方なく払う事にしました。だって払わなかったら法的措置を摂ると書いてあるから、そんなことになったら妻にもばれてしまうし仕事にも差し支えるかもしれない。三万円で方がつくならと思い、仕方なく支払いました。セフレが欲しかっただけなのに、痛手を被ることになってしまいました。